後継者・経営幹部候補のための経営塾として始まったNEXT道場も、今年度で16回目を迎えました。現役の経営者、大学教授、コンサルタントなど幅広い専門家に講義をお願いしています。
昨年度からNAZEでは「長岡ロボットイノベーションハブ」事業として「伴走型によるロボット導入支援」「ロボット人材育成」を事業の2本柱として実施しています。製造現場の現状について、次代を担うNEXT道場の塾生に実感してもらうため、今年度、初めて製造現場に関する実務的な講義として本カリキュラムを導入しました。
まず、11/4(木)に「製造現場の現状と今後 ~ ロボット導入事例と活用の勘どころ ~」のテーマでケミコン長岡㈱の市原常務に講義をお願いしました。ロボット導入の背景、ロボットの種類、ロボット導入の実際と事例について実務的な内容の講義でした。
翌11/5(金)には同社の工場見学をおこないました。『HUMAN&ROBOT CHALLENGE 人とロボットが織りなす、新たな挑戦。』をコンセプトとし、ロボット導入を前提とした製造現場のラインが設計されています。単純作業、3K作業はロボットがおこない、従業員にはヒトにしかできない作業をおこなう。ロボットのプログラミング、“ハンド”の部分の設計・製造は社内で対応するのはもちろん、「ロボットに材料を供給する仕組み」もできるだけシンプルな仕組みで作られていました。そして、狭い工場内の通路を自動運搬台車(すでに自律搬送ロボットを開発済)がゆっくりではありますが、進む姿は、近未来への思いも運んでくれるようでした。
NEXT道場では、これからもタイムリーな内容で、知識と体験がともなうようなカリキュラムで、後継者・経営幹部候補育成を図っていくものです。
*ケミコン長岡㈱ https://www.chemi-con.co.jp/company/nagaoka/index.html