9/28(火)、地元の小学生がNAZE会員の㈱鈴民精密工業所を工場見学で訪問しました。小学5年生の社会科では農業、漁業、工業といった産業の授業がおこなわれ、今回は「未来を作り出す工業生産」の学習の課外授業として実施されました。
教頭先生にお話しを伺ったところ、「動画を取り入れた授業を普段でも実施しているが、実際の工場の様子に触れて、子どもたちが食い入るように見て、大変喜んでいた」とことでした。「工場の製造過程で発生する「音」「熱」「におい」「ひかり」が子どもたちの五感を刺激し、生の迫力を感じとったのだろう」とのことでした。
一方、㈱鈴民精密工業所は、ご存知のようにアパレル業界(衣料品製造)刃物をはじめ、様々な精密加工品を主とした精密加工製造業です。『技術者集団』として、業務に関連した資格取得を積極的に奨励し、従業員規模100名程で、過去に黄綬褒章など文化勲章の受章者を2名排出するなど、その実績を残しています。
総務部長にお聞きしたところ、当社は今回の子どもたちの受け入れだけでなく、外部からの工場見学に対する依頼について柔軟に対応しているそうです。従業員も「見られている」ことで良い意味で緊張感を持ち、また身の回りの整理(5S)にもつながるといった効用もあるようです。
工場見学が終わった後の子ども達の感想は
「こんな近くに、こんなすごい会社があるのを知らなかった」
「熱処理の炎がすごかった」
「大きくなったら、就職したい」
などさまざまです。
このような授業は各学校の先生が直接、企業と連絡をとり、実施されているそうです。NAZE会員企業へも地元の小学校から依頼があるかも知れません。地元の企業を知り、ものづくりを身近に感じてもらい、将来、ものづくりに携わる人材に育ってもらうための良い機会かもしれません。
㈱鈴民精密工業所 → http://www.suzutami.com/